鷲の尾、いわて八幡平の物語を味わう
いわて八幡平。
澄んだ空気の透明な眩しさ、清らかな湧き水の香り、冬の寒さが磨く春の輝き。
人と風土を縦糸に、食と農の魅力を紡いで、四季折々の豊穣の大地の営みを、丁寧に味わいたい。
酒造り最盛期の2月、キリリと冴えた空気の八幡平で紡がれる「わしの尾」の物語を体験してみませんか。
ツアーは、鷲の尾の蔵見学と手打ちそばの振る舞いからスタート。
南部杜氏の郷 岩手で多くのファンを持つ「鷲の尾 金印」をはじめ、八幡平の自社田で育てる無農薬酒米を使った酒づくりなど、こだわりの味わいを醸す、いわて八幡平の地酒「鷲の尾」。今回のツアーは、この「鷲の尾」をテーマにお届けします。
まずは鷲の尾で毎年2月下旬開催される蔵開きのイベント「酒と肴の器 百選百様」を訪れます。酒造りの様子を見学できる蔵見学のほか、歴史に彩られた母屋では岩手の工芸作家による酒器を展示し、鷲の尾のお酒を丁寧に味わうひとときを体感できます。
酒蔵見学のあとは、地元の鷲の尾専門店で、八幡平の食材を使ったお弁当と利き酒体験。地域限定販売の鷲の尾の銘柄を味わっていただけます。
鷲の尾について
岩手県を代表する秀峰・岩手山は、春の雪形が羽ばたく鷲のように見えることから、別名「岩鷲山(がんじゅさん)」とも呼ばれます。文政12(1829)年創業の「わしの尾」は、この山の麓から湧き出す清らかな水で醸造する八幡平の銘醸です。
全国新酒鑑評会での金賞受賞のほか、フランスで行われた日本酒の審査会「KURA MASTER Le grand des japonais de Paris 2017,2018」にてプラチナ賞を獲得するなど、国内外で確かな品質が認められる酒。しかし国内での流通はほぼ地元・岩手県に限られており、首都圏ではほとんど出回らない幻の酒となっています。
八幡平温泉郷「八幡平マウンテンホテル」では、
鷲の尾8代目蔵元 工藤朋さんレクチャーによる、
特別なお酒の体験をご用意しました。
日本酒の味わいを決める最終行程として、日本酒に加水してアルコール度数を調整する「玉割り」があります。鷲の尾の仕込み水は、秀峰・岩手山の伏流水。この仕込み水を使って、鷲の尾の原酒の玉割りをしてみましょう。
鷲の尾の仕込み水の味わいや、アルコール度数によって味わいがどのように変化するかを体感できます。
鷲の尾蔵元とともに、
鷲の尾×八幡平食材のマッチングを楽しむ
夕食は、八幡平食材をふんだんに使ったフルコース。それぞれのお料理に合う個性豊かな鷲の尾をセレクトしました。蔵元の解説を聞きながら、お酒と料理のマッチングをお楽しみいただけます。
八幡平の水、八幡平で育てた酒米を使った地域限定販売のお酒や、純米大吟醸の熟成古酒など、八幡平でしか味わえない個性豊かな味わいを厳選してご提供します。
また、酒器は「酒と肴の器 百戦百様」にも参加している、岩手県内の工芸作家さんの作品を使用。香りの立ち方、手に持ったときの納まり具合、器に口をつけたときの感触など、器によって、日本酒の楽しみ方は様々に変化します。
お酒を愛する皆さんに、陶器や磁器、漆器など、器との相性も楽しんでいただける、こだわりのイベントです。